ドイツと日本

悪者の象徴はドイツ人,コケにされる笑いの対象は日本人 

アメリカのハリウッド映画やテレビドラマなどに出て来る悪そうな外国人は度々ドイツ人。
「またドイツ人かな? あっ,やっぱりそうだ!」,ドイツ人からよく聞かれる言葉です。対する日本人(役)も欧米の映画やテレビによく出て来ますが,こちらは笑いをさそう滑稽な存在。
両方とも一般人が持つ典型的な偏見が現れていますが,庶民が持つドイツ人と日本人の偏ったイメージを裏切らない演出ジョークとして,あまり気にする必要はないのかも知れません。
でも,人気テレビドラマ「コンバット」を知っているドイツ人に会ったことがない,映画「大脱走」もドイツではヒットしなかった様子,関係ありませんが似て非なる国「ドイツと日本」でもあります。

 

仕事と商売は別?

国際取引に直接携わったことはありませんが,問題の「間」に入ったことは度々あります。当事者は,契約や商談などを担当している責任者で,マネージャークラスのドイツ人,日本人です。
対して,実際の業務に携わっている技術者や設計者の場合は,多少のコミュニケーションの行き違いや不満はあっても,独日商売の障害になるようなことは全く経験していません。
何が言いたいのか。商談を直接担う役職の人たちにはドイツの商慣習についてよく学んでほしいと思います。
逆に,実際にドイツ企業に赴いて(すでに決められた)何らかの業務を執行する技術者などは,何も心配することはなく,日本と同じような自然体,そして最低限度の英語で問題ないはずです。

checklist 1266989 1280

技術者同士の意思疎通は,「専門性」という共通の世界言語
管理職に欠かせないのは,グローバルビジネスの常識,国際感覚,そして英語

ドイツの工科大学を訪れたことがありますか?
女性が少ないせいか,それとも理科系という人種の特徴か,ファッション感覚はほぼゼロで他人を気にしない服装,学食も質より量。しかし,人種や外見の違いなど全く気にしないおおらかな空気は,外国人が多いことだけが理由ではなさそうです。

ドイツ企業でも技術部門は工科大学の延長のような環境。顔かたちや民族などのアイデンディティーから来る偏見は最も少ない国際世界です。英語ができる人は少ないですが・・・
それが,ビジネス部門では個人個人の性格や価値基準で対応が一挙に変わる印象を受けます,みんな英語が達者なのに・・・

 

ドイツ人の好奇心

とにかくドイツ人はどこでもいる。観光客があまり行かないような場所,つまり観光や休暇が目的ではないと思われるところでもドイツ人が一番多い外国人ではないかと思われるほどです。フンボルトの子孫だけあって,未知の世界,文化,人々に関心を持っている人たちが明らかに多い。そんな印象があるドイツ人です。

rubric w1920h500

 

ドイツ人も普通の人間

経済に支配された弱肉強食のような世界。見方によってはドイツの独り勝ちが進んでいるような印象がありますが,経済的にも社会的にも,対外的にもドイツ国内でも,偽善や不道徳にまみれた問題が数多く存在します。

hand w640

経済的には好調に見えるドイツも低所得者層の暮らしは南欧と大差ないかも知れません。総合的な点では,ドイツという国やドイツ人が優れていると言うには無理があります。
もし長期間に渡ってドイツと付き合うようでしたら,細かいひとつひとつの点を観察してほしいと思います。
そこを通して互いの信頼とつながりが生まれるはずです。

 

ドイツ生活で困ったら

services jp

独企業訪問や商談などに併せ,ドイツでの起業や物件探しなども承ります。
また,労働条件や一般生活におけるご相談も(多少のことは)無償で応じますので,何なりとお問合せください。